A. 「ユーザーが欲しいと言ったものをそのまま作る」は好ましいものではないというのがよく言われますが、「ユーザーが求めているものを先回りしすぎても使われない」という失敗体験がありました。(乗換案内サービス担当時、電車の遅延を予測するための機能として「天気の警報/注意報情報」をお知らせする機能を提供しましたが、この機能が遅延の予測に役立つと気が付かれず使われなかった…)そこから「ユーザーの0.5歩先を狙う」ということを意識するようになりました。
A. ユーザーが最も求めていることを突き止め、それを解決/体験する流れを全ての文脈に組み込んで構築すること。 サービスによってはデジタルプロダクト以外に関わる部分もあるかと思いますが、そういった部分も含めて全ての体験を作ることが大事だと思います。 そのためには、世の中のサービスをよく触り、自社サービスのことに限らずさまざまな人の意見/考えを聞くことでユーザー・人を理解する土壌を作るというのが地道ですが大事なことと考えています。
A. 短期的な戦略だけでなく、中長期的な戦略においての立ち位置やつながりを意識しています。 プロダクトは今すぐの売上/グロースも大事ですが、「価値を長く提供し続ける」というのが非常に大事なことであり、売上もグロースもそのためにあると考えています。 そのため、中長期的に行き詰まるようなプロダクトづくりはしてはいけないと思っているので、負債を残さないといったことも含めて中長期的なプロダクトの変化を見据えたものづくりを意識しています。
A. 「アジャイル開発」と一言でいっても、それを行うためのフレームワークは多くあります。 「アジャイル開発」を選択された目的は何だったのでしょうか? その目的によって選択すべきフレームワークが変わってきます。 開発チーム内で、なぜアジャイル開発を選択しようと思ったのか?を意思統一したうえで、チームにとって最適だと思うフレームワークを選択してください
A. 日本から世界に浸透するプロダクトを作るプロダクトマネージャーを目指しています。 車やゲーム機のように日本発信で世界で愛されているプロダクト(ソフトウェア)というのはあまり例がなく、乗り越えたい私の目標です。 例えば、Excelに勝てるプロダクトが創れたら良いと思ってます。 Excelは表計算のツールの域を超えて、様々な用途で使われています。ToB向けのソフトウェアを作っても、満足されずにExcelが業務に組み込まれているケースが多々あります。ターゲとユーザーがExcelを使わずに業務がすべて完結できるような未来を創れたら「勝てる」状態になるのかなと思っていたりします。
A. 「不確実性との向き合い方」が大切にしていることです。実現したい世界やユーザーが求めているものに辿り着くためには、大抵多くの失敗を経験します。目的地に至る経路は度重なる失敗とそこからの方向転換を経ることが多く、この不確実性を自覚しながら仮説検証と学習のサイクルを早めて、プロダクト開発を進めていくことが何より肝心だと考えています。
A. 難易度が高いプロジェクトになればなるほど、自分の経験や、培ってきたスキルの総力戦になってくると思いますし、当然、難易度が高い案件を担当できるほうが市場価値も高まります。 そういう機会に出会ったときに、最高の仕事をするためには、日頃からいかに自身を拡張できているかが非常に重要で、それをとても意識しています。
A. 常に最高のユーザー体験を提供できるPdMを目指しています。どんな人のためのサービスであっても、どんな業界バーティカルなサービスであっても、たとえ自分がそのサービスの1stユーザーになれなくても、その領域にDeepDiveでき、サービスの種類問わず常に最高の体験を提供することで顧客の課題を解決できるPdMが至高だと思っています。そのために常にinputを欠かさず、プロダクトマネジメントのベスプラを蓄積していくことが必要だと感じています。
A. 「すべての物事からのInputを大切にすること」です。ユーザー調査や、業界解像度を上げるといったことは当然ですが、いろいろなtoB、toCサービスに意図的に触れてみたり、巷の流行りには積極的に乗るとかを若い時から意識して実施しています。流行るものの理由を考えたり、人を惹きつける理由を考察したり、また逆に圧倒的に不快になった瞬間の原因や気持ちを分析することで自らの企画を考える際の重要な情報になったりします。卓越した体験は結局は机の上でパッと思いつくものではなく、これまでの人生で自分が体験して吸収してきたものの積み重ねをベースに、導き出せるものだと思っています。
A. 「新規事業立ち上げがやりたい」という、今思うと漠然とし過ぎている志望動機で拾っていただいたプロトコーポレーションに入社し、一切想像していなかった自社事業のプロダクト・マーケティングを担当する部門に配属され、ディレクター職としてスタートすることになりました。この配属が全ての始まりで、配属ガチャに超感謝してます。 Webサービスの機能開発の開発ディレクションからスタートし、その後、新規プロダクト立ち上げの開発領域のPjMやグロースフェーズのプロダクトマネジメント、新規プロダクト立ち上げなどを経験することができ、プロダクトマネージャーとしての土台を作ることができました。
A. 非IT企業でのアジャイル開発を行う上で、ステークホルダーとのスケジュールに関する合意形成のしかたは注意が必要です。非IT領域の多くのスケジュール管理の考え方はウォーターフォール的なことが多いと思うので、「プロダクトチームがスケジュールを守らない」とか「聞いていたスケジュールから遅延した」とならないように、ステークホルダーに対してアジャイル開発の概念をすり合わせることや伝えるスケジュールの粒度をコントロールするなど、意識的にコミュニケーションを行うことが重要です。
A. 施策を行うにあたって、仮説を前提にKPIやモニタリング指標の設計していると思うので、それらに対して計画値と実績値のギャップを分析します。ギャップが大きい指標を中心に、なぜ乖離が起こっているのかを定量データや定性データも含めて明らかにしていきます。その際に、顧客、課題、ソリューション、プロダクトどのレイヤーでのギャップなのかを区別して捉えることが重要だと考えます。ターゲットとしていた顧客とは別のセグメントの顧客の方が反応率や利用率が高く、ターゲット選定から見直すべきだという示唆が得られることもあります。もちろん、課題やソリューションとセットなので、特定の先行指標のみを見て判断を誤らないようにすることは気をつけないといけません。
A. toCプロダクトの経験が多いので、Webサイトやネイティブアプリの行動ログデータやDBのトランザクションデータなど、定量データがたくさんある環境が多かったです。また、複数事業が一つのサービスに混在している(例えば、転職サイトと人材紹介、ダイレクトリクルーティング)ようなケースの場合、指標も多く存在します。その際の定量データ収集・分析はやろうと思えばいくらでも行えてしまうので、課題仮設を定めることが大事です。データ分析のための課題管理表(課題仮設、データ分析要件、結果、施策展開できるのか等)をチームで共有していました。
A. プロダクトビジョンとNSMを前提にして、「やらないことを決めること」が大切だと思います。 僕がジュニアPMだった頃に、KPIツリーを分解して、定量データから現状把握し、課題になりそうな箇所を網羅的に洗い出し、ほぼ全ての課題に対する打ち手を計画して、半年間のロードマップを計画したことがありました。3ヶ月経って振り返ると、リソースが分散してしまい、全て中途半端な状態でした。結局、残りの3ヶ月はチームを分け、各チームのKPIを1つに絞ってフォーカスした(他全ての課題はこの3ヶ月間はやらない意思決定)ところ、前進することができました。
A. 社会人若手の頃、自分の無力さを痛感して、やりたいことが分からなくなった時期がありましたが、結果的にその状態を打破することに繋がったを考え方を今でも大事にしているので共有します! やりたいことがわからない時は、セレンディピティ(偶然の産物)を前提に、選り好みせずに流れに身を任せて任せられたことをやる。場所を間違えてなければ、そういうことは自社だけじゃなくて、世の中的にも求められていることの可能性が高い(市場や第三者視点でチェックするといいかも)。やり始めたら、一定期間やり切る。その上で見えてくるものがあるはずなので、なりたい自分ややりたいことが見つかったら、その思いを信じて挑戦することをオススメします!
A. PM経験を活かしながら、事業オーナーとして成功させられる状態を目指す。また、PM経験としても0-1の経験はほとんどないため(開発ディレクションとしての経験くらい)、その経験も合わせて得ていく。よく聞く話で、スタートアップでのプロダクト立ち上げの初期はCEO=PMで問題ないはずなので、前述の経験値を得ながら1-10のフェーズにいけるようにチャレンジしていきます。仮にそこが達成できたとして、グロースさせるフェーズはPM経験があるので、1人目PMの方にお任せして、CEOとしてレベルアップを目指し、その後は2つ目以降のプロダクト立ち上げにまた挑戦できたら幸せな人生気がします。
A. 過去に関わったのは成熟したプロダクトが多かったですが、成長し続けるものとそうではないものがありました。最悪、サービス閉鎖や事業売却。あくまで個人の意見で、共通点としては、時代の変化に対応した価値の変化ができず、相対的に提供する価値が小さくなってしまった。この経験などから、現在提供している(しようとしている)価値が現在〜3年後くらいの世の中や顧客に求められていることなのかどうかを確認し、既存機能だけでは足りない場合は新規機能開発を、機能としては存在しているが届いていない・使われていないのであれば磨き込みを優先すべきと、時事刻々と変化していく世の中に合わせて適応していくことが必要だと感じました。
A. 「イシューからはじめよ」です。若手の頃に誰かにオススメされて読んで、それまで仕事を行う上で、上司や顧客から言われたことは絶対であると勘違いして鵜呑みにしていたが、ちゃんと自分の頭で考えるようになった。また、プロダクトマネージャーやピープルマネージャーとして働く上で、様々な問題がある中で、何を課題として設定するかがめちゃくちゃ大事であると経験則からも学んだ。
A. 想像力が大事な能力だと思います。まずは、プロダクトマネジメントにおいて、ユーザーや顧客へのヒアリングや行動観察、データ分析などから本質的な課題仮説を立てる際に必要であり、ソリューションやUXをデザインする上でも重要となるからです。また、PMは1人では何も成し遂げられず、プロダクトチームメンバーをはじめとして様々なステークホルダーを巻き込む必要があるため、協働する人たちに対する想像力も求められると思います。
A. プロダクト作りで大切にしていることは、顧客の解像度を上げ、その顧客の課題を妄想ではなく正確に捉えることです。 仮説検証という言葉が先行してしまい、妄想でプロダクト開発に進んでしまう話を耳にすることがあるのですが、ユーザーの声を直接聞くことで、妄想が間違っていることに早く気付くことができるため、ユーザーの声を直接聞く機会を持つことを大切にしています。 一方で、実際に動くものを作って世の中に公開しないと得られない気付き・学びもたくさんあるので、ビジョンの方向に向けて勇気を持って実験の一歩を踏み出すことも大事にしています。
A. 「顧客価値」と「納得感」です。まず第一に顧客に価値を届けることが最重要と考え、一つ一つの機能が顧客にとって価値あるものになっているか考えています。次に「納得感」ですが、プロダクト開発やそれを売るセールスなど、プロダクトに関わる人がプロダクトの方向性に納得感を持てるようなコミュニケーションを心がけています。