先輩PMにオンライン相談できるサービス「PMソウダン」をご利用いただいた外資系IT企業に勤める山岸 千夏さんに、ご利用目的や満足度、先輩PMとの会話で印象に残ったエピソード、利用してどんな変化があったか等、お話をうかがった。
悩みや課題を抱えて困っているPMや、社外の先輩PMに相談してみたいと思っている方は、ぜひ読んでみて欲しい!
PMソウダンは、1時間あたり¥1,250〜とお手頃価格(β版お試し価格)で、オンラインでプロダクトマネジメントに関する相談をしたり、PMになるためのスキル開発やキャリア形成のアドバイスを受けることができます!
山岸 千夏さん
Webメディアの企画・マーケティングを行うWebディレクターとしてキャリアをスタートし、中国向け越境ECの店舗運営コンサルティング・マーケティングを経て、現在BtoC向けのアプリケーションサービスのPMをされています。日本市場における新規ユーザー獲得やユーザーの満足度・ロイヤリティの向上、良質なクチコミの最大化といったプロダクトマーケティングに加えて、ローカルの市場動向やユーザーの声・ニーズを海外の開発チームにフィードバックしていくことでプロダクト開発にも取り組まれています。
PMソウダンを利用した目的
私が担当しているプロダクトをより良くしていきたいという思いで、先輩PMからプロダクトマネジメントの方法論やノウハウなどを学ぶ目的で利用しました。
自分で考えて模索しながらPDCAを回すのも大事ですが、PMの業務は幅広く、社内の知見だけで留まるのはもったいないと考えており、キャリアの長い方や色んなサービスを担当してきた方、各社のPMが持つ様々なノウハウや知見を聞くことでスキルアップし視野を広げたいと思っています。
物事に取り組むにあたって、師匠やメンターのような存在はいくつになっても必要だと考えています。50歳になっても、60歳になったとしても、自分よりも先を行っている人はいると思うので、それを謙虚に学び続けることが一番自分の成長に繋がると思います。
サービス全体の満足度と改善点
満足度は10点中だと、8〜9点かなと思います。
このサービスは、学びたい方・知りたい方(かけだしPM)と自分の知見を伝えたい方(先輩PM)のマッチングだと思いますが、先輩PM側にとってもすごく大事なことだと思っていて、自分が持っている知見を発信することによって、シンプルに誰かの力になるという点もありますが、アウトプットすることで知見が自分のものになる(体系化など)という側面もあると思います。
だから、相談する側も相談される側も両方にメリットがあるサービスだと思っており、そういう意味でも「PMソウダン」は私個人的にすごく素敵なサービスだと思ってます。
また、PMに特化した相談サービスは多くないと思うので、横の繋がりが持てることも良かったです。
相談できる先輩PMにどんな方がいて、こういう知見があるとか、こんな相談乗れるとか、分かりやすく書かれていたので安心して予約できました。
改善点については、最初に利用させていただいた時は、予約のプロセスがちょっと長いと感じました。最近利用した時は少し改善されたと感じたのですが。
MOSHで申し込みを行い、Slackに案内されて日程調整をした後に、再度MOSHでクレジットカード決済を行い、Slackに戻ってくるといった形だったので、1つにまとめた方が体験としては良いと思いました。
参考になった先輩PMのアドバイスや印象に残ったエピソード
始めにサービス運営者のマツバラさんとお話させていただきましたが、丁寧に準備してくださっていて、ちゃんと相談者の立場に立って考えてくれていると感じました。
私の事前の質問に対して回答をドキュメントで準備されていて、オンライン相談後にお送りいただきました。
そのホスピテリティの高さがすごくいいなと思っていて、限られた時間の中で多くの情報を提供いただくので、全てを吸収することは難しいと思いますが、その濃度を上げられたり、大事なことを漏らさず受け取ることができたと思います。
行き届いた気遣いがサービス体験としてとても印象的で、もう一度利用したいと思うきっかけとなりました。
次に、徳永さんは副業でコーチングやメンターをされていることもあり、コミュニケーション能力が非常に高く、話を引き出すことが上手であっという間に時間が過ぎてしまいました。
チームマネジメントに関する視座も高く、リクルートで働いていたご経験でのBtoCサービスに関する知見も豊富で相談できて良かったです。
特に、良いチームの作り方やチームメンバーのモチベーション管理についてお話した内容が印象的でした。
『良いチームを作るために何が大事だと思いますか』と質問した際に、逆に『何が大事だと思いますか?』と聞かれ、まず私の意見を聞いてくださって自身の考えを整理する機会になりました。
『相手の良さと強みを見つけ、その良さと強みを活かせる環境と心理的安全性が保てる環境を作ることがすごく大事だと思います』とお答えしたのですが、徳永さんも共感してくださり、相談しやすい環境を作ることがとても大事で、それが信頼関係に繋がりチームマネジメントのベースになるというお話をしていただきました。
本当にその通りで、チームとは何なのかと考えた時に、チームは信頼関係で成り立っているんですよね。信頼関係が無くなった時、それはチームではなくて、個々が集まっているだけの状態になってしまうと思います。
だからこそ、みんなが働きやすい環境や相談しやすい雰囲気を作ることがリーダーとして大事なことであると、お話を通して再認識できて、常にそのマインドを保ちながら仕事と向き合っていきたいと思いました。
最後に、ハヤカワさんに関して、外資系IT企業で働いていると言う共通点があり、海外チームとのコミュニケーションなど含めて働く環境が近いこともあって、私が相談したいことをしっかり汲み取っていただき、アドバイスいただけました。
また、PM DAOの運営をされていたり、noteでPMのノウハウを体系的にまとめて発信されていますが、お話をしてみて本当に知識が豊富な方だと感じました。
BtoBのプロダクトを担当されているので、BtoCとは異なる部分があると思いますが、それでもBtoBでのやり方から参考になりそうなことを教えていただいたり、自分がもしやるとしたらこうすると思うとご意見をくださり、とても参考になりました。
みなさん、それぞれ担当するプロダクトや知見、強みも異なり、それぞれの良さがあったので、すごく自分にとっては学びのある時間でした。
PMソウダンを利用してどんな変化があったか
利用目的でもお話しましたが、外部の方の知見を得て、色々知ることが大事だと思って「PMソウダン」を利用させていただいたのですが、よりその考えは強くなり、深まりました。
その理由ですが、自分のやり方に執着するのではなく、外の情報を積極的に取り入れて検証していくことがプロダクトの成長に繋がると思えました。また、社内でもユーザーでもない外部のPMの意見には新しい気付きがあることを体験を通して実感しました。
例えば、松原さんにプロダクトを見ていただいて、『客観的な視点からご意見をいただき、新たな気付きが得られました。ずっと自分のプロダクトに向き合っていると慣れていくと思うので、現在のユーザーでもない第三者が初めてそのプロダクトを見た時に『ここがすごく使いやすい』とか、『ここは気に入る』といった意見に触れる機会は大事だと改めて思いました。
また、普段は1人で考えながらコツコツとPDCAを回すことが多いのですが、こうして社内のみならず、外部の方とコミュニケーションを取ることによって安心できる部分があるんですよね。
お互い違うプロダクトですが、それぞれの領域で頑張っている方がいることが実感できることや、温かいアドバイスいただける方がいるのは、すごく心強いなと思いました。
PMソウダンを利用するには
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当インタビューに登場した徳永さん、ハヤカワさん、松原以外にもご相談可能な素敵な先輩PMがたくさんいますので、こちらからぜひご覧ください!
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