Work is Lifeをモットーに自らのスキルをストレッチし続けるPdM?

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松本さん_PdMインタビュー

今回は、株式会社ROUTE06の共同創業者 / 取締役である松本 均さん(@maty_1121)にお話を伺いました。

松本さんはエンジニアとしてキャリアをスタートし、楽天およびヤフーにてEC/DMP/全サービスのログ統一などデータプラットフォームを中心とした開発およびPdMを担当され、その後、ストライプデパートメントの執行役員CTOWelbyの執行役員/開発部長を経て、ROUTE06を共同創業されました。

現在はクライアントワークとなりますが、新しい業務に挑戦する時に「知っているよ」という顔で突っ込んでいくスタンスや、課題確定やMVP決定のアプローチ、チームでの意思決定を行うための工夫など参考になりますので、ぜひご覧ください!

この記事は100人100色のプロダクトマネージャー(PdM)のリアルを知るためのインタビュー記事「PdM Voice」の連載第10回目の記事です。

株式会社ROUTE06でお客様のDX推進を支援するPdM?

Q. まずはご自身の仕事について教えてください。

お客様のDXを推進する会社(デジタルトランスフォーマー:DXer)、ROUTE06で取締役をしています。

ROUTE06は、2020年1月に立ち上げたばかりの会社ですが、5月頃に2億円資金調達させて頂きながら、お客様のDXを推進するための事業を行っています。

我々のプロダクトは、自社プロダクトではありません。お客様のDXとお客様のプロダクトの先にいるエンドユーザーも含めた全体をプロダクトと呼ばせていただいています。 

提供しているサービスは、「DX Consulting (デジタル戦略構築と実行支援)」「 Agile as a Service (デジタルプロダクトのアジャイル開発)」「 Data Platform Integration (既存システムの連携/統合)」の大きく3つです。

主に、プロダクトマネージャーとデザイナー、エンジニアが1つのチームになって、お客様と一緒にプロダクトの立ち上げから、成長、運用フェーズまで付き合っていくのですが、ミニマムの価値を提供するためのプロダクト(MVPの設計)を作ることに重きを置いていまして、約3ヶ月でプロダクトを立ち上げクイックにPDCAを回してビジネスを見ていくようなご支援をしています。

ROUTE06について、ご興味のある方はこちらをご覧ください。

株式会社ROUTE06 – 採用情報
https://www.notion.so/route06/ROUTE06-b806a2a0563a4cb4ac657902ce912bcf

Q. DX推進の支援はどのようにされているのでしょうか?

企業の中でDXを進めるには大きな課題があります。たとえば、進めたくてもどう進めていいかわからない、社内の合意形成が取れない、進めてはいるがこれでDXが推進できるのか不安。

そういう状態を救いたいと考えておりまして、経営層向けのコンサルや事業立ち上げの際の取締役向けの資料作成、ファイナンスなど、足回りからサポートさせていただいています。

そのようにまずはコンサルとして入り、実際にプロダクトを作るというタイミングになってくるとプロダクトマネージャーを中心にエンジニアとデザイナーを巻き込みながら、MVPを作ります

【キャリア】エンジニア→PdM→CTO→共同創業者へと幅を広げ続ける

Q. どのようなキャリアパスでPdMになったのでしょう?

エンジニアからのスタートで、株式会社日新コンピュータシステムというところで約3年間、要件定義からテスト運用まで全部やらせていただきました。

次にベイカレントコンサルティングにエンジニアとして転職し、ITコンサルティング要素や企画要素が入りつつやって、その後、楽天でミドルウェア、検索システム周りのことをやりました。

プロダクトマネージャーの役割になってきたのが次に入ったYahooで、広告向けのDMPのシステム開発やYahoo全体のサービスで統一のデータシステムをつくりました。
どんどんエンジニアから企画やプロダクトマネジメントなどの領域にはみ出して行き、いつの間にか任せるとなっていった形です。

その次のストライプデパートメントという会社では、執行役員CTOとしてシステム全体を統括していたので、プロダクトオーナーと言った方が良いかもしれません。ECの事業となり、プロダクトのみならず、物流やCS、マーケティング、営業も含めてトータルに全て口出しして行っていました。そこでプロダクトマネージャーに必要なデザインやビジネス領域を勉強させていただきました。

前職はWelbyという医療データのプラットフォーム(PHR)を運営している会社にいましたが、お客様が解析データを活用できる事業の検討をさせていただいておりました。

Q. Yahooのプロダクトマネージャーからストライプデパートメントの執行役員CTOへのキャリアチェンジについて詳しく教えてください!

Yahooの時は、一つの大きいシステムがあれば、機能を分割してプロダクトマネージャーがたくさんいる状態でした。

そのうちの1つのプロダクトマネージャーだったのですが、Yahooでずっとやっていると縦割りの担当範囲は詳しくなっていくのですが、他に広がらない悩みがありました。例えば、マーケティングのところも含めて全てやりたいと思っていました。

そんな時に株式会社ストライプデパートメントの社長から「一緒にやらないか?」とお声掛けいただき、自分が望む役割(幅広い領域)だったため、幅を広げるために飛び込みました

ストライプデパートメントでも最初は、システム部分がメインではあったものの、物流でもシステムは使うし、どこでもシステムは使うといった状況で、そのシステムを使っている人がどういう人で、どう使うかを意識しなくてはいけませんでした。

そうすると、自ずとユーザー体験というか、デザインやUXも意識するようになり、全体を見るようになっていきました
最終的には、CSのマネージャーもやらせていただきました。

Q. 一気に範囲が広がったと思うのですが、マーケや営業、CSなどの実務面の知識はどのように習得されたのですか? 

すごく本を読みました。また、知っている人に話を聞きに行きました。

物流などは全く分からなかったので、物流を知っている人に話を聞きに行き、「今、こういう状況なのだけど」と説明してアドバイスをもらいました。

そのまま実行すると事故になるので、2~3人に聞いた上で、その内のどれが自分の状況や解決しようとしている課題にマッチするかなどを考えてカスタマイズしつつやりました

いきなり全部やれと言われた状況だったので、当時は本を約20冊ほど一気に読みましたし、新しい業務に入る時は知っている人に話を聞いて情報のキャッチアップをして、あとは「知っているよ」という顔で突っ込んでいきました

1回やってみるとなんとなくつかめてきました。

今回、面白かったと思うのは、システムだけではなく物流やCS領域をやってみると、意外とこういう風にサービスが繋がっているんだ、と全体像が見えてきます

そのおかげで、徐々にプロダクトや事業全体が俯瞰して見えるようになってきました。その状態までに、約1年かかりました。

Q. Welby社での役割を教えてください。

Welbyにはアプリが20個ぐらいあるのですが、貯まっているデータをどうビジネスに活用してマネタイズするかをミッションとして、新規事業の立ち上げを担当させていただきました。

糖尿病の患者のデータがすごく貯まっていて、そのデータをどうすれば、誰が喜ぶのか、どこに役立つのかというところを、製薬企業などにも聞きながら商品化の検討を行いました。

裏側のデータ基盤をセキュアに作る必要がある点は、Yahooでの経験があり得意分野だったので問題ありませんでしたが、医療系のビジネス部分のキャッチアップが大変でした

Q. WelbyからROUTE06の創業にチャレンジされた時のお話を聞かせてください。

ROUTE06代表の遠藤は、ストライプデパートメントの時の上司でもありました。昨年同社を退任されたときに、いつかまた一緒にやりましょうと話していたのですが、実際にはかなり予定より早くなりました。

2019年6月にWelbyの役員に就任したですが、11月ぐらいに遠藤から一緒にやろうと話がきました。タイミングとしては驚きましたが、いろいろ悩んで最終的にOKを出してWelbyを退職しました。

Welbyにおいては、短い期間での出入りとなりご迷惑おかけした部分もありますが、快く送り出していただけたことを感謝していますし、Welbyでの経験も活かして、ROUTE06では大きな成果を上げていきたいと考えております。

【ビジョン】PdM経験を活かしたDX推進でSIのペインを解消したい

Q. ROUTE06で松本さんが実現したいことは何でしょうか?

ROUTE06が実現したいことはDX推進ですが、大枠の話からさせていただきます。

日本企業は基幹システムなど、20年物のシステムを使っている会社が結構ありますが、日本企業のIT投資の90%はそのシステムの保守に使われていると言われています。

原因の1つとして、大手のSIerがすごい金額で仕事を受けて、多重下請け構造で高いとは言えない品質でシステムを作って納品していることがあり、関わる人みんながすごく苦労しています

私は楽天やYahooの時はそういうのを提案される側であり、ベイカレントコンサルティングでは提案する側として両方経験しているのですが、どちらもお互い不幸せな状況です。

依頼する側は期待した物が出てこない。
依頼される側は要件が曖昧なので作れない。

そういうようなシステムインテグレーターのペインを解消したいと思っています。

DX推進も多くの企業がやろうとしていますが、どこもかしこもどうやればいいか分からず困っている状況だと思います。色々な方々から話を聞いていると、社内で進めようとしてももまずは社内で稟議が通らないことも多いようです。また、稟議が通っていても思っているものと違うなど。こういう人たちを救っていきたいです。

最後に、DXerとしてシステム開発を受ける側のペインも解消したいです。SIerの人は、受託で言われた物を作ればOKというマインドで働いている人が結構多いですが、気付くチャンスが無かっただけの人たちの受け皿にROUTE06がなれたらと思っています。

我々の会社に来ていただいて、お客様のグロースのお手伝いをした後に、最悪ROUTE06を辞めてその会社に行ってもいいです。ROUTE06としてクライアントを幸せにするだけではなく、推進している1番詳しい人がその会社に行くことで向こうの会社は幸せなので、それはそれでいいと考えています。

将来的にROUTE06出身の人がたくさん繋がって、みんなが幸せになっている状態をこの会社で作っていきたいです。

【業務】クライアントワークでの課題確定とMVP決定の秘訣

Q. 今の会社でのPdMのミッションを教えてください。

いろいろな手段を用いて、プロダクトをグロースさせていくこと、皆を幸せにさせることがプロダクトマネージャーのミッションだと思っています。

一般的にトライアングルでエンジニアやビジネス、UXなどと言われますが、それは基礎としてありつつ、何でもしてプロダクトとして成長させることが重要だと思います。

Q. プロダクトマネジメントトライアングルを元に、具体的な業務範囲を教えてください。

現在は、デザインとマーケティング、パートナーシップを除き、幅広く行っています。

お客様の課題の特定から全体像の絵を描いてビジョンを明確にするお手伝いをしながらDX推進のご提案を行い、そこから実際にMVP(Minimum viable product)を作っていく際にプロダクト仕様を策定し、どう実現するかのリソース調整や社内外の調整を行いプロジェクトを立ち上げて、プロジェクトマネジメントを行いながらドライブするといった流れです。

プロダクトをグロースするフェーズでは、定性・定量でのデータ分析も行い、カスタマー/技術サポートも行います

Q. 課題確定までのアプローチはどのようにされてますか?

まず最初に、企業さんに提案に伺うときは、その企業さんの過去のプロジェクトやIR、中期経営計画などの情報を一通り確認して現状を把握し、さらに競合がどこかを調査します。

その上で、何かしらざっくりした課題があってDXの推進をしたいが困っていますという状態であれば、その課題を元にこの会社でDX推進を進めていくとしたらどうすべきかを考え、またネット上で取得できる組織図などの情報も見ながら相談に来ている方の立場や役職なども想像しながらこういうところが困っているのではないかと考え、あるべき姿の全体像と推進するプロセス、プロダクト素案などを我々の方で作り、お客様に持っていってディスカッションします。

そこまで準備して持っていくことで、「実はこういう課題があって」と課題の深掘りができ、課題をしっかりと捉えた具体的なソリューションの提案に繋がっています

Q. クライアントワークにおいてMVPを決める難易度は高いと思いますが、どのようにアプローチされていますか?

開発を受ける時に、要件を聞いて開発を受ける側としてやってしまうとより難しくなってしまうので、勝ち筋としてはコンサルとして入って開発をどう受けるかを決める側に立つことが大事です

そのためにも私たちは、その会社のこと、サービス・プロダクトのことを好きになるまで調べてから行くようにしています。私は全然ゲームはやらないのですが、二次元の女の子のキャラクターがいるゲームでファンクラブを作って欲しいと言われて、すぐにそのゲームを実際に試して、ファンクラブも申し込み、有料商品も購入し、お客様以上にサービスを理解しようとします

お客様は自分たちのビジョンにフォーカスするあまり視野が狭くなっているところがあったりするので、第三者が使って、その上で俯瞰的に御社の事業としてこうあるべきですよ、と大枠から提案するようにしています。

点だけで話をすると、もっとメルマガ打ちましょうとか、本質的では無くなります。

大枠から提案しながら、「今はこの状態で、これをスケールするためには全体をこう直さなければいけません」という全体像を理解してもらった上で、段階的にはこう進めるべきですと話をします。例えば、一気にやってしまうと5億円がかかってしまうので、まず3ヶ月で、1000万ぐらいで検証しませんかという話です。

それを検証した後に、次はこっちと全体像の実現までのステップを具体的に見せることで、MVPで検証することに賛同は得られやすいと思います。

ビジネス上のリスクも少なく軌道修正もすぐにできて誰も不幸せにならないので、進め方としては良いと思います。

【実績】半年で物流もCSも何もない状態からECを立ち上げた

Q. プロダクトマネージャーとしての強みや得意なことはありますか?

結構きつかったのですが、ストライプデパートメントに入社したタイミングで、「あと半年後にマルチテナントのECを立ち上げるからよろしく」と言われました。物流もCSも何もないのに、ブランドだけは100社ぐらい契約は終わっていた状態で、それを半年ぐらいで立ち上げたのは僕にとって自慢出来る実績です。

経験のあったシステムだけでなく、初めて経験する物流とCSも含めて、しかもCSのマネージャーも担当しながらクイックに半年で立ち上げたのは、奇跡でした。

裏話ですが、実現するために楽天やYahooから自分の知り合いだったエンジニアにも数名社員として入ってもらいました

また、この経験は自分の強みにもなっていて、オンラインだけではなくて、物流なども含めてオフラインも含めたシステムの繋ぎ込みの部分は、あまり両方できる人はいないと思います。

例えば、ECで受注が入れば倉庫にデータが飛んで、倉庫から送る。もし、お客様がいらないと言えば返ってくるのですが、返ってきた時にどうするのか。その時のCSからお客様にどう対応するかを全部繋ぎ込まなくてはいけません。

当時、システムと物流と営業とCSの繋ぎ込みのシステムをやり、業務プロセスも理解できているので、何にでも応用が効くと思っています。

これからOMOの文脈で、店舗を持っている人がオンラインに出てきますし、オンラインの人が店舗を持つということが増えると思うので、我々の会社としてもそういうところに対してDX推進のお手伝いをさせていただいています。

【マイルール】風呂敷を大きく広げ、仲間を巻き込みながら畳み切る

Q. 行動指針や大切にしているマイルールはありますか?

派手なことをしたいという思いが全体にあるので、ちゃんとお客様の課題解決はしますがあえて風呂敷は大きく広げるようにします。

目に見える分かりやすい課題のみにフォーカスするのではなく、本当の根本原因は何か?と視野を広げ、組織のもっと深い所にも踏み込んでいきます
課題解決一つするにしても、言われたことだけやりますではなくて、周りも含めて一通りすべての課題を解決できるような形で行いたいと思っています。

そのために、次の2つの行動指針を大切にしています。

①自分のスキルアップを怠らないこと、必要な情報のインプットを欠かさないことによって、実行力を強化すること
②自分一人で派手なことは出来ないので、周りの仲間を巻き込んで、個人ではなくてチームとして行うこと

Q. 「そこまでやりますか?」と言われる可能性もあると思いますが、周りの仲間を巻き込むために工夫していることを教えてください。

自分の意志をメンバーにしっかりと伝えるようにしています。

うちはSlackでコミュニケーションを取っているのですが、「twitter」というみんながそれぞれ考えていることなどをつぶやくためのチャンネルがあります。

そこで自分がこういうことを考えていて、こういう仕事の仕方をして、こういうことを実現したいと何度となくつぶやいています

その思いに共感してみんなについてきて欲しいと思っていますが、綺麗事ではなく自分をさらけ出すようにしています。人間らしいところというか弱みをあえて見せるようにはしています。みんなにボコボコと叩かれたりバカにされながら進めるぐらいが丁度良いのかと思っているぐらいです。僕が文句を言うことは絶対にないので、言っても大丈夫だと言う感じで捉えてもらえているのではないでしょうか?

反対意見や納得できないと自分の意見を伝えてくれたり、そこから議論が発展してどんなサービスを作ろうかという話をしたり、冗談を言い合ったりと、そういう一個一個の会話をきっかけとして組織の中でビジネスが展開されていくことや、当事者意識も醸成されることも含め楽しみながらやっています。

Q. メンバーを巻き込んで進める上でどうしても意見が合わないことはありませんか?その時にどのように意思決定されてますか?

みんな、ベクトルは事業を成功させるのことに向いていてゴールは同じなので、事業を成功させるために今はこっちの方がこういう理由で良いということを、定性・定量を使いちゃんと丁寧に説明するようにはしています。

私が説明した後に、この辺りが違います。と言われて訂正することもありますし、自分が決めているというよりはチームで決めるように促すようにしています。

その上で大事なのが、判断基準と前提条件を合わせることです。ここが合っていると、だいたい意見は合います。情報格差があり、判断基準が違うと分かれば、ギャップのところを論点にみんなでディスカッションして、チームで納得した形での意思決定を行うことを意識しています。

Q. 他にも組織のカルチャーを作るような取り組みはありますか?

うちはフルリモートなのですが、毎日朝一に30分、お互いの気持ちを確認する時間を作っています。

課題があれば言ってもいいし、無ければ雑談してもいいという感じです。先日は、瞑想は良いよ、という話をしました。強制的にでも、お互いコミュニケーションをとるような仕掛けは継続的にやっていきたいと思っています。

ちなみに、10時だとなかなか揃わないので、10時5分開始にしています。

【挑戦】過去の栄光にすがるおじさんにならないように

Q. 今、挑戦していることはありますか?

自分自身が元々エンジニアやデータ分析やプロジェクトマネジメントなどIT系は強いですが、ビジネスやコンサル領域、デザイン領域はあまり知見がないので、自分で回せる状態にスキルをストレッチしようとしています

コンサル領域については、本を読んで学ぶことと、代表がコンサル上がりでその辺りの知見が高いのでマネることから始めています。すべてをマネてから自分のやり方でやっていこうと考えています。

デザインやUX領域は、Qiitaを立ち上げた小西というデザイナーがうちの会社に入ったので、小西の仕事のしかたや成果物を見て自分でも作ってみています。

Q. スキル習得に対してのモチベーションが相当高いと思いますが、どんな思いなんでしょうか?

僕は37歳になったのですが、おじさんで「過去はこうしていた。」と発言する人がいますが、そういう人が苦手です。過去は過去で、今は今だから。過去の栄光にすがったおじさんにならないように日々頑張っています

Q. 5年後、どうなっていたいですか?

会社としては、社員人数1000人、売上1000億の大規模な会社に拡大したいと思います。それによって僕らがDXの推進や、今までの多重下請けによるペインを全部破壊して、色んな企業さんを救えている状態を作りたいと思います。

個人としては、会社が大きくなってきたタイミングでいずれは自分で起業にチャレンジしたいと思っています。

自分としては、ストレッチできる環境に身を置き続けることを大事にしており、会社を大きくすることができたタイミングでは、もっとヒリヒリするところにいたいと考えています。

今回は代表の遠藤がいて、一緒に世界を見ていますが、自分の力で起業して立ち上げた会社を大きくして、自分で文化を作って行きたいです。

Q. すごいですね。野望は尽きないですか?

尽きないですね。ずっと仕事していたいですね。ワークイズライフですから。

最後に

松本さん(@maty_1121)のお話はいかがでしたか?

新しい業務に挑戦する時に本を20冊ほど一気に読み、さらに知っている人に話を聞いて情報のキャッチアップをして、あとは「知っているよ」という顔で突っ込んでいったお話は勇気をもらえますね。また、自社のプロダクトマネジメントからクライアントワークへ移行して環境の変わった状況での課題確定やMVP決定のアプローチは参考になったのではないでしょうか?

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