今回は、株式会社Gaudiyでプロダクトマネージャー(以下、PM)を務める宮田 大督さん(以下、みやっちさん)(@miyatti)に仕事内容やキャリア、マイルールなどを伺った。
みやっちさんは、新卒でNTTコミュニケーションズに入り、Webサービスの企画や開発に携わった後、楽天、メルカリ、エクサウィザーズでのPMを歴任し、現在はGaudiyで「Gaudiy Fanlink」というコミュニティSaaSのPMを務めている。
そんな彼が、エクサウィザーズ時代に完成させたPMの方法論をもとにGaudiyでPMFに向けて挑戦する姿は参考になるだろう。また、UXリサーチを学び、ユーザーの声を味方につけてトップダウンと戦うことができるようになったスキル開発エピソードや、雑談・戦略的な空白時間・蠱毒といった、いいアイディアを生み出すための工夫など、「アウトプット最小化・アウトカム最大化」のヒントとして学ぶべきポイントが多いので、ぜひ読んでみてほしい。
この記事は100人100色のプロダクトマネージャーのリアルを知るためのインタビュー記事「PdM Voice」の連載第41回目の記事である。
目次
Web3のファンコミュニティSaaSのPM
PMノート マツバラ(以下、PMノート):まずはご自身の仕事について教えてください。
みやっち:株式会社GaudiyというWeb3系のスタートアップでプロダクトマネージャーとして働いています。
株式会社Gaudiyは「Gaudiy Fanlink」というコミュニティSaaSを提供しています。
IP(知的財産コンテンツ)に対してのファンコミュニティを運用したり、Web3系のNFTやウォレットなども運用できるサービスです。
その中で、IP様ごとにカスタマイズした機能などを作っているのですが、現在は一つのプロダクトマネージャーをしています。
開発途中でまだ公開できませんが、大手のIP様と一緒に、AI系の機能やWeb3を組み合わせたプロダクトに取り組んでいます。
PMノート:いきなりで恐縮ですが、インタビューの少し前に、twitter上でプロダクト全体のプロダクトオーナーを決めるための「代表戦」というイベントが実施されたという情報を拝見したのですが、どのようなものでしょうか?
みやっち:代表戦は、「蠱毒」という「限られた時間内に、ある課題やテーマに対して、参加者2名以上がディベート形式で解決策やプランを戦わせ、結論を出す」という意思決定プロトコルを適用した一例ではあるのですが、全社のプロダクトオーナー(以下、PO)を決めるためのガチのプレゼンバトルみたいなものになります。
ちょうど最近、社内で代表戦がありまして、社員投票とCEOの判断によって勝敗が決まるのですが、代表戦によって、僕の役割は全社のPOから現在担当しているプロダクトのPMに変わりました。
CEOからは、社運をかけたプロジェクトということもあり、そちらに専念してほしいというメッセージがありました。
PMノート:役割が大きく変わったと思いますが、ミッションや業務内容などの変化をどのように感じられていますか?
みやっち:POから特定プロダクトのPMに変わって、まずは肩の荷が降りた感じは少しありますが、結果的に良かったとも思っています。
Gaudiyでは現場での経験がほとんどない状態でPOを務めていたので、現場感を解像度高くつかめていない課題感がありました。
そのため、今回役割が変わり、久しぶりにプレイヤーとしてやっていて、正直楽しいです。
目指すは「必ず生活に必要なサービス」= PMF
PMノート:現在、向き合っているプロダクト課題は何ですか?
みやっち:まだGaudiyのサービスは、PMFはしていないと感じています。
クライアントからの引き合いはあるものの、ユーザーにとって「必ず生活に必要なサービス」という状態までは到達していない認識です。
PMFを達成するためには、ユーザーが感激して涙するくらいのアウトカムを生み出す必要があると思っています。
そのために、ユーザーリサーチであったり、プロセスの導入、マインドセットを変えていくなどが必要だと思っており、これらの実現に向けて、自分もプレイヤーとして活動を活発化させています。
楽天やメルカリ、エクサウィザーズのPMを歴任しGaudiyへ
PMノート:続いて、これまでのキャリアについて教えてください。
みやっち:
1社目(新卒入社):NTTコミュニケーションズ株式会社
新卒時代は、NTTコミュニケーションズに、Webサービスの企画や開発をやりたいという想いを持って入社しました。
大きい会社ということもあり、すぐにWebサービスの企画には携われず、マーケティング部署でプロモーション領域をメイン業務として行っていました。
しかし、OCNサービスの宣伝などを担当していたことから、ランディングページ(LP)のディレクションであったり、メルマガのディレクションなどをやることができたので、WebディレクターのようなPMの前身の仕事というのは新卒時代からやれていたと思います。
「どうやったらメルマガの発行部数を伸ばせるのだろうか?」といったようにグロースを考えたり、データ分析などをやり始めたのがNTTコミュニケーションの時代です。
その後、マーケティング部署から、研究所と一緒に新しいサービスを作るR&D部門に異動をしました。
そこでは、自分たちでサービスを考えることはできるようになり、自分でもプログラミングをやってみたりしていたのですが、大企業ゆえにすぐには世の中に出せないことも多く、その点にモヤモヤを感じていました。
この頃は、PMというよりは、どちらかというと開発者のような立場だったと思いますが、やはりWebサービスの企画や開発を担当したいと思い、楽天に転職しました。
2社目:楽天グループ株式会社
いわゆるPMらしいことをし始めたのは楽天時代からだと感じています。
楽天では、社内編成部という社内の受託会社みたいな事業部があり、色々な事業部のサービス立ち上げであったり、グロースみたいなことをPMのような形で携わっていました。
学生時代にデザイン思考などを勉強していたことや、NTTの頃にUX部門の立ち上げを一緒に行ったことなど、UX領域はずっと関わってきていたこともあり、楽天でもUXディレクターみたいな感じでUXリサーチに特に力を入れて取り組みました。
UXデザインの経験を積んだり、UXリサーチなどを数多くやったりして、一通りのPMスキルを大体身につけられたと思っています。
3社目:株式会社メルカリ
楽天も色々なことができて面白かったのですが、爆発的にヒットするプロダクトとしては「楽天市場」を超えるものはあまり考えられず、個人的にはもう少しスタートアップっぽいことをやりたいと思ったこともあり、メルカリに転職をしました。
メルカリは、権限移譲が素晴らしいと思います。リリースするかどうかの判断もPMに委ねられていました。そのため、Theプロダクトマネージャーとして振る舞うことができたのは、メルカリの頃からだと思います。
メルカリの中では、メルカリ全体の様々なサービスを担当しました。
楽天時代に基礎を学んだとすると、メルカリは実践を積みながら、本当に効果が出るやり方や、意味のあることみたいなのを追求していくようなことを経験することができました。
特に自分の中で良かったのはメルペイの立ち上げに携われたことです。
メルペイの初期のUIUXに携わり、UX調査なども合計200人ぐらいやったりしました。
リリース後、当時「UIUXが一番いいペイメントサービス」というランキングで、結構メルペイが1位だったりしたので、その経験は自信になりました。
いろいろやって楽しかったし、実績も詰めてよかったのですが、メルカリも上場して大きくなってきたタイミングで、また小さいスタートアップでやりたいという気持ちが大きくなってきました。
今度は、それこそPO寄りというか、全部自分が見るみたいなことをやりたくて株式会社エクサウィザーズに入社しました。
4社目:株式会社エクサウィザーズ
エクサウィザーズでは、介護系プロダクトのPOをやっていました。
この時代は、自分が本当にやりたかったプロセスを全部投入して実践していました。
その結果、PMの方法論などをこの時代に完成させられた気がしています。
詳細は「エクサウィザーズのPMが考える最強のプロダクトマネジメントプロセス / AIプロダクト事業部 宮田大督」をご覧ください。
5社目:株式会社メルカリ
さらにそれを他で試したくて、メルカリに戻って、メルカリShops (ショップス)の立ち上げに参画しました。
メルカリShopsでは、プロダクトマネージャーというよりはUXデザイン・リサーチのファンクションを中心に、理想的なPMができるような組織体制に改善していくように、組織をととのえるような立ち位置でいろいろやってました。ただ、やはり自分自身でプロダクトマネージャーとしてプロダクト作りをチャレンジしたいという思いもあり、再度転職を決意。
6社目:株式会社Gaudiy
その後、現職のGaudiyに転職しました。
エクサウィザーズ時代にAI領域をやっていたので、さらに新しいフィールドとしてWEB3領域に挑戦してみたいなと思っていたこと、そして何より自分自身の趣味嗜好に近いエンタメ領域で勝負したいという思いが背景にあります。また、会社としては、自分のやり方を全力で試せるぐらいチャレンジできる場所を探していたこと、風通しのいい組織でトップダウンになりすぎてないところがいいと思っていました。
ミッションは、「アウトプット最小化・アウトカム最大化」
PMノート:所属組織におけるPMのミッションは何でしょうか?
みやっち:Gaudiy社としてではないですが、「アウトプットを最小化してアウトカムを最大化する」というのがPMのミッションだと思っています。
GaudiyはB2B2Cの会社なので、クライアントからの要望を期限内に実現することで、一定の成果を創り出せることも出来てしまいます。
しかし、僕らは受託会社ではなく、クライアントのパートナーと考えています。
そのため、より良いコミュニティサービスを一緒に創りだせるために、クライアントからの要望に応えるだけではなく、ユーザー目線でのアウトカムを達成しなければいけないと考えています。
そのため、言われたものをそのまま作るというよりは、コスパ良くアウトカムを生み出せるようにするにはどうすればよいかという部分を意識しています。
PMノート:プロダクトマネジメントトライアングルを元に、具体的な業務範囲を教えてください。
みやっち:顧客を中心としたプロダクトマネジメントをしている認識があります。
現在、企業向けに仕事を行っていますが、最終的にその企業の顧客である一般ユーザーが満足しないと、企業側も満足してもらえませんので、成功のコアは顧客であると考えています。
とは言え、開発やビジネスにも携わってきたことも多く、エクサウィザーズ時代には、P/Lなども管理していました。
また、開発に関して、自分でRuby on Railsで開発してみた経験もあるので、 エンジニアの言葉を理解しながらプロジェクトマネジメントするといったことは、 メルカリ時代から比較的やれていると思います。
UXリサーチを学び、ユーザーの声を味方につけてトップダウンと戦う
PMノート:続いて、12PMコンピテンシーを用いて、みやっちさんのスキルや強みについて掘り下げていきたいと思います。このフレームワークに基づいて事前に自己評価していただきましたが、「Customer Insight」の、特に「VoC」と「UXデザイン」の部分が強みと見受けられましたが、合っておりますか?
みやっち:そうですね。強みであると思いますし、過去の経験を踏まえて、なにかと頼っていただけることが多い領域でもあると思います。
PMノート:「VoC」や「UXデザイン」のスキルをどのように開発されてきましたか?
みやっち:楽天時代にひたすら経験を積むということを繰り返してきたことが大きいと思います。
そして、やっただけで終わらせるのではなく「やったことが何かの結果に繋がったのか」を冷静に分析することを大事にしていました。
やっただけで満足することは絶対に嫌だったので、やる意義がある方法しか採用しませんでしたし、どれだけ世の中でもてはやされている手法でも、自分がやってうまくいった実感がなければもうやらないようにしました。
そのような考え方で、シビアに本当に意味のある手法だけをやっていくことをぐるぐる回しながら経験を積んでいきました。
若手時代に、トップダウンで降ってくるプロジェクトに対して、「このままだと絶対上手くいかないな。でも、自分の意見なんて聞き入れてもらえないよな」という思いから、UXリサーチを学び、実践し、ユーザーの声を味方につけて、対等にぶつかり合えるようになったことも成功体験になっています。
PMノート:他の部分で「要件定義」や「デリバリー」「ビジョン・ロードマップ」などもスコアが高いですが、どのようにスキル開発されたのかを伺えますか?
みやっち:要件定義やデリバリーに関しては、生き残るために必死に経験積んできた感じです。
アウトカムの質を上げるとか、そういう話以前に、まず締切の期限に間に合わないとか、アウトプットがそもそもだせないとか、そういうレベルでの失敗を避けたい。そういう気持ちも正直に言えば普通にありまして、プロジェクトマネジメントの勉強とかはPMBOKなども含めて意識してやりました。
ウォーターフォール型の開発プロセスなども、「確実に遂行するためにはどうすればいいか」みたいなことを考えながらやっていきました。
結果的には、割とスムーズに進められたことが多く、褒められることが多かったです。
また、ビジョン・ロードマップに関しては、デュアルトラックアジャイルを学ぶ中で重要性をすごく感じるようになりました。
意識するようになるまでは、『ビジョン・ロードマップなんて、どうでもいいや』くらいに考えている時代が長かったのですが、デュアルトラックアジャイルでバックログを作る際に、何を基準に優先順位を付けるかにおいて、「ビジョン/ミッション/バリュー」がすごく重要だと気づきました。
また、チームをまとめたり、チームで成果を出そうとする際にもすごく重要であると感じて、社内でも『ビジョンは意外と重要なんですよ』みたいなことを言ってワークショップなどを行いました。
PMノート:ビジョンを作る際に、こんなやり方をして良かったという事例はありますか?
みやっち:エクサウィザーズ時代の話になりますが、『実際の介護現場でこういう風にユーザーは動いていて、このシーンでプロダクトがあることでどうユーザー体験が良くなるのか』みたいなことを寸劇で表現する取り組みを行いました。
それを録画・編集して社内に共有することで、『このチームは、こういうことをやりたかったのか』という理解が深まりますし、チーム内の振り返りの機会にもなりました。
なお、このようなビデオプロトタイピングの手法は、メルカリショップの時にも実施をしたことがあり、ご興味ある方は調べてみてください。
マイルールは、再現性を意識し「PMの方法論」にこだわる
PMノート:大切にしているマイルールを教えてください。
みやっち:「PMの方法論」みたいなことに、近年こだわりを持ってやっています。
単純にプレイヤーとしてPMをゴリゴリやるだけじゃなく、共有者として伝えていくことを意識的にやってきており、強みにもなりつつあると思っています。
また、行動指針として、「再現性」をすごく意識するようにしています。
成功の再現性ということで、行き当たりばったりではなく、自分の中での理想論に対して、どれがうまくいってどれがうまくいかなかったのかということをちゃんと振り返りながら自分のやり方をブラッシュアップしていくことが大切だと思います。
PMノート:再現性を意識するようになったきっかけはありますか?
みやっち:キャリアの初期の頃の影響が大きいと思いますが、自分としてはあまり納得感がない仕事をした経験があります。
恐らくその当時もいろんなロジックがあって、僕が見えてなかっただけで何かあったと思うのですが、自分的には「なぜこれをやっているのかわからない」と感じながら仕事を進めていたりしたので、仮に当たったとしても面白くなかった経験があります。
それをきっかけに、満足できる仕事をする上では、当たったとしても外れたとしても、自分の中に確固たる軸みたいなものがあった方がいいのだろうなと思い始めました。
また、そういうことを思いながらUXを学ぶ中でも気づきがありました。UXは方法論の塊だったりするので、単純にいい企画を考えて当てに行くだけじゃなくて、再現性のある方法を一生懸命頑張っているロールの人たちがいることを知りました。
いいチームの秘訣は「押しつけない、メンバーを頼る、雑談からアイディアは生まれる」
PMノート:いいチームを作るために工夫されていることはありますか?
みやっち:自分の中で意識していることは、「絶対に押しつけない」ことです。
本当は自分の中では、「このやり方の方が良い」と感じる部分があったとしても、それを押し付けることはしないようにしています。
なぜなら、チームメンバーが納得感がないやり方をやった瞬間に、他人任せになってしまったり、反発を生んでしまったり、肌感を得られないプロセスになってしまいます。
チームの成熟度合いに合わせて方法論を入れていく感じでやっていくことによって、チームマネジメントを良くしていくことを意識しています。
また、自分自身はカリスマ的なリーダーではなく、全員の力を発揮していただけるような、メンバーに頼らせてもらうようなマネジメントスタイルを取ることが多いです。自分の感覚的には、この方が最終的には上手くいくパターンが多いと感じています。
他には、雑談を大事にしており、全ての問題や悩みは「アイディアを思いつけば解決する」と思うことが最近多いです。
例えば、クライアントと上手くいかないといったような人間関係の悩みは、どんなアイディアを出しても上手くいかないと思ってしまいがちなのですが、どんな場合でも何かアイディアがあれば覆せると思っています。覆せない時はアイディアを出すことを諦めていることが多いかもしれません。
なお、「アイディアの重要性」は、すごく昔から感じているのですが、アイディアは偉い人やアイディアマンが考えるものではなく、日常の意識していない時の雑談などから生まれることが多いと考えています。
効率を意識すると雑談が減ってしまうので、どうやってプロセスの中に上手く組み込むかということは皆さんよりも意識していると思います。
休むこと(戦略的な空白時間)と戦わせること(蠱毒)によって、いいアイディアを生み出す
PMノート:質の高い企画や課題に対して筋のいい打ち手を生み出すために、意識して取り組まれていることはありますか?
みやっち:いいアイディアを考えることですね。
そのために最近意識していることは、戦略的に空白時間を作ることです。
これは昔から言われてることなのですが、いいアイディアを考えるためには休まなきゃダメだということです。
例えば、ミーティングが1日ずっと続いてたりする時に、無思考で次から次にこなしてたら良いアイディアは絶対出ないし、そもそもそれに出るべきかどうかも判断できないのです。
そういう時は、ミーティングの間に5分か10分ぐらいの休憩を入れて、その間何も作業はしないでぼーっとすることが重要です。
そうすると疲れた脳が回復し、次に本当は何をやるべきであるという判断力が向上したり、いいアイディアを考えられるようになります。
単に手を動かせばいいのではなく、ちゃんといいアイディアを考えるという努力をすることが大事だと思います。
PMノート:Gaudiyで行われている「蠱毒」も、企画を戦わせることで、いいアイディアを生み出すことに貢献しているのですよね?
みやっち:そうですね。
普通の会社でも、社内ビジネスコンテストが同じような取り組みに当たると思いますが、すごく極端な感じで大掛かりにやっていると思っています。
コンテストに受かってしまうと、最初から最後までちゃんとリリースしなきゃっていう焦りの中で動くことになってしまいます。
また、それ以外のタイミングではアイディアは個人に任せていたり、ちょっと企画を考えて上司にOKをもらったらやるという感じで、戦わせることはないですよね。
「蠱毒」というのは、プチ社内ビジネスコンテストみたいな感じです。
時間も決められているし、通常のプロセスをそんなに邪魔せずに、その時間だけは死ぬ気で考えるという感じです。
そのため、クオリティを上げつつ、普段の仕事の中に取り入れられるという、一石二鳥の施策になっています。
言い換えると、普段のアイディアをより良くする仕事術として成立しているプロセスと言えます。
みやっちさんからのおすすめの本
PMノート:プロダクトマネージャーにおすすめの本がありましたらご紹介お願いします!
みやっち:いろいろあるのですが、この4冊を紹介します。
①「Running Lean」
だいぶ昔の本ですけど、リーンスタートアップの方法論を具体的に事例を用いて語っている本です。
当時も勉強になりましたし、今でも読み返す本です。PMの初心者にはかなりおすすめです。
②「ユーザーストーリーマッピング」
これはジェフ・パットンというアジャイルコーチの方が書いた本で、ユーザーストーリーマップという手法を中心に語っています。
結構狭い範囲の本ではあるのですが、この方はプロダクト開発全般のことにも詳しいので、この手法を通してプロダクト開発のプロセスやアジャイルのプロセスについても詳しく書かれています。
プロダクト開発の勉強としても参考になる本です。
③「ペルソナ作って、それからどうするの?」
UXデザイン手法について哲学から語られている本です。
単なる方法論ではなくて、いろんなことを考えながら進めなきゃいけないんだということを教えてくれる本です。
棚橋さんっていう方自身もすごくカリスマ性のある方で、その雰囲気が本からも出ています。刺激的な本です。
④「WHITE SPACE ホワイトスペース: 仕事も人生もうまくいく空白時間術」
前述のいいアイディアを考えるためには、戦略的に空白時間を作って休まなきゃダメだということを教えてくれる本です。
最後に
みやっちさんのお話はいかがでしたか?
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先輩PMにオンライン相談できます!
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PMノートではPdMインタビュー対象者を募集中!
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プロダクトマネジメントを学びたい方へ
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