Shippio

Shippioのプロダクトチーム

Shippioのプロダクトチーム

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Product

Shippioクラウドサービス

プロダクト概要

貿易業務や輸送ステータスの可視化を行うことで

貿易業務の効率化、脱属人化、機会損失削減を実現するクラウドサービスです。

プロダクトビジョン

Shippioでは、「理想の物流体験を社会に実装する」ことをMissionに掲げプロダクト開発を推進しています。

 

50年以上に渡ってイノベーションが起きていない国際物流領域のDXを推進し、デジタルの力で貿易業務、サプライチェーンの可視化・効率化を実現します。

解くべき課題

山積みのアナログ業務・属人性

非常に多くのアナログ業務が残っており、替えが効かないほどの属人化が進んでしまっていること

 

非効率なコミュニケーション

社内外にいる無数のステークホルダーとのコミュニケーションが、伝言ゲーム的に続いてしまうこと

 

不確実性への対応

予定通りに到着しない輸送、遅延のたびに調整業務等が発生してしまうこと

今Shippioがチャレンジする理由

ECの発展も含めて輸出入貨物の量は増えており、今後も増えていくと予想されています。しかしながら、日本の就労人数は減少しており、特にこの業界は若い人がなかなか入ってこない傾向にあります。

このままの状況が続くと、10年20年経った時に、島国の日本の要である物を輸出する、輸入するという業務が破綻しかねない危機感があります。

 

なぜこれまで変革が起こらなかったのかについては、デジタルを前提としたプレイヤーが入ってきづらい領域だったことが一因となります。

我々もスタートアップとして参入していますが、自社でフォワーディングをやったからこそ業界や事業の解像度が上がり、その知見がデジタルサービスに活きていると感じます。

ロードマップ

当社は荷主企業向けに輸出入に関する各種オペレーションとクラウドサービスをセットで提供する「デジタルフォワーディング」と荷主企業向けにSaaSモデルでクラウドサービスのみ提供する「Any Cargo」の2つの事業展開を行っています。これらの事業を推進するためにマルチプロダクト展開を行っています。

伝統産業「貿易」の変革のためにマルチプロダクト展開は必然だった

荷主向けのデジタルフォワーディングサービスを展開することから始めましたが、荷主の課題を解決するためには、デジタルフォワーディングだけだと解消できない部分がありました。

デジタルフォワーディングは、裏側で仲介を行うような形でコミュニケーションややり取りを効率的に行えるという点が特徴です。しかし、我々が取り扱っている案件だけをサポートしていても、貿易をスムーズに進めたり、良い物流体験を提供したりすることは実現できません。そのため、我々はソフトウェアを通じて価値を提供し、マルチ事業・プロダクト展開に焦点を移しました。

Shippioのマルチプロダクト戦略

今後は、荷主向け、社内Ops向けプロダクトのさらなる磨き込みに加えて、各物流事業者向けのプロダクト展開を考えています。

プロダクトに携わる魅力

日本が島国であるという特性から生まれる貿易のインフラをより良くしていけること、未来に繋がることを確信できることです。私たちがいなければ10年、20年後の日本の国際物流が止まってしまうことも考えられます。そのため、その強い使命感を持って仕事に取り組むことができます。

 

また、長年変化がなかった業務を、デジタルのみでなくオペレーションも含めてアップデートしていけることはやりがいを感じます。

以下のように貿易業務フローはとても複雑で、関係者も多く、必要な書類も多いです。島国である日本はどうしても輸出入に頼らざるを得ないことが多くありますが、その工程は熟練の手にゆだねられています。

例えば、今後新たなプレイヤーとして小規模事業者が日本から海外に進出しよととした時にはこれらのことが高いハードルになると考えられます。、そのようなハードルをなくすために、我々が無駄をなくし、誰でも扱えるように変えていき、業界スタンダードを確立することはとても意義のあることだと考えています。

多くのお客様から我々の活動に対して期待が寄せられており、膨大に蓄積された複雑な課題を、お客様や社員と一緒に紐解き、理想の物流体験を作っていけることが、プロダクトに携わる魅力だと思います。

サービスページ

Team

チーム体制

体制図

プロダクトチームはCPOの下に配置され、プロダクトマネージャーとプロダクトデザイナーが所属します。現在は各5名ずつ + マネージャー1名です。

所属しているプロダクトマネージャーは、全員が世間の一般的な基準ではシニアクラスに該当すると思います。

 

動き方は、基本的に1名のプロダクトマネージャーと1名のデザイナーがタッグを組んで、各スクラムチームに入っていきます。エンジニアまで含めると約30名の体制となります。

 

プロダクトマネージャーのミッションで見ると、4人はスクラムチームのミッションに、1人はPdM Ops(オペレーションやPdMの生産性向上、仕様の品質向上など)に向き合っています。

スクラムチームのミッションや形は変わる可能性はありますが、現在のチーム構成は以下のとおりとなっています。

・Foundation:基盤やデータ連携、コア機能の安定稼働稼働、スケーラビリティを作っていくチーム

・SCO:物流事業者向けプロダクトを作っているチーム

・SG:我々のサービスを使ってより多くの貨物を取り扱うための価値の作り込みや課題解決を行うチーム

企画開発プロセス

開発組織全体での役割分担

プロダクトマネージャーとプロダクトデザイナーで、それぞれプロダクトデザインにおけるWHY(解決する問題や優先順位を決めること)と、WHAT(何をつくるのか決めて問題を解決すること)に責任を持つことにしました。

 

Shippioの対象とする貿易業界はとても複雑な領域です。そのため、課題の優先順位付けやソリューションの検討には、常にドメインの知識やユーザーの理解が求められます。一方、プロダクトにおけるUIデザインの作業量が特段多いわけではありませんでした。

 

そのためプロダクトマネージャーが「WHY: そもそも解決する問題や優先順位を決めること」に、プロダクトデザイナーが「WHAT: 問題をどう解決するかを決めること」にフォーカスできるように役割を明確にしました。

デザインプロセスの分解

Shippioではデザインプロセスを、Discovery(問題発見・優先度付け)、Design(解決策の決定)、Delivery(UI・実装)、GTM(リリースから分析)の4つのフェーズに分割しています。

一般的なフローではありますが、線状ではなくサイクル型で表現するのは、”リリースして終わりでなく、成果が出たら完了”という思想を込めて大事にしているポイントです。

開発サイクル

最近、Shippioでは1週間スプリントのスクラムをやめ、新たにBasecampのShape Up手法を導入しました。6週間の開発+2週間のクールダウン期間(エンジニアがリファクタリングや技術研究を行う期間)というサイクルです。

 

Shape Up

Shape upでは6週間の開発サイクルがアップヒル(前半)とダウンヒル(後半)と呼ばれる2つのフェーズにわけられます。アップヒルではエンジニアはあまりコードを書かず、既存のコードを調べて実装方法を検討したり、システム構成を決めます。同時に、デザイナーは仕様書を書き、Figmaで画面仕様を作成します。その後のダウンヒルでは実装とQAを行い、リリースします。

6週間の開発期間に入る前に、要件やその機能が必要とされる背景をドキュメントにまとめ(ピッチと呼ばれます)、エンジニアを含むチームメンバーやマネージャーと合意をとります。

 

Shape Upの手法では、この段階では「太いペンで描いたスケッチ」が推奨されているので、私たちは手書きのスケッチや表示したい情報の一覧、テキストでの説明で実現したい内容を記述しています。また、ピッチを作成する時点で6週間でリリースできそうかを検討するため、エンジニアと要件を議論したり、スコープを定めます。

 

参考記事:https://note.com/shippio/n/nd49f55d6ac7a

カルチャー

Outcome-driven← ☓ DO

「Do」ではなく「Outcome」を意識: 常に意識は「顧客のOutcome」「ビジネスOutcome」。機能はその後。

 

Hypothesis & So What ← ☓ Waterfall

スタートアップは常時仮説検証。常に「今検証している仮説」を意識。

・「仮説検証」も「Outcome(So What)」を意識。「So What」がシャープでない仮説は無駄な検証になる(=スピードが出ない)。必ず前進する。

・「仮説検証」目的のアクションをしている時は、「仮説検証」していることを忘れない(Doが目的にならないようにする)。

 

“Do Science” to focus on non-science issues ← ☓常に属人的な感覚で判断

・Factベース、なるべく定量で優先順位・要件を判断。

・Scienceできる80%の事柄を正しくScienceする事によって、20%のScienceできない事柄に集中する時間を確保。

 

なお、これらの内容は、今後プロダクトチームの人数が増えることを想定し、カルチャーを維持していくことを目的に作成されたShippioの「プロダクトデザインデッキ」にまとめています。その中では、他にも、ありたい姿や行動指針、ライフサイクルとして意識すべきこと、コミュニケーションのあり方などを定義しています。

PMキャリアラダー

評価基準の考え方としては、4つの軸を採用していて、「持てる責任の広さ」で職位グレードの決定・評価しています。

 

・Strategy and Product Discovery

・Product Delivery

・Influence and Cooperation

・Org and Culture Building

 

※まだ試行錯誤中であり、会社の成長と共にスコープの定義は更新される予定です。

参考:デザイナー版 https://note.com/shippio/n/n9d9cf7e69e8f

性格タイプ

【マネージャー運動家1名

【プロダクトマネージャー指揮官1名、巨匠2名、主人公1名、仲介者1名

【デザイナー論理学者2名、提唱者1名

公式ブログ

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インタビュー記事

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採用情報

募集中の職種(一例)

Company

社名

株式会社Shippio(英語名: Shippio, Inc.)

ミッション

理想の物流体験を社会に実装する

 

私たちは50年以上に渡ってイノベーションが起きていない、

国際物流領域のアップデートを手掛ける企業です。

世界中の物流がスムーズになる社会を目指し、国際物流領域のデジタル化を推進しています。

設立

2016年6月

代表者

代表取締役 佐藤 孝徳

本社所在地

〒105-0023 東京都港区芝浦一丁目1番1号 浜松町ビルディング 15階

ホームページ

株式会社Shippio 柳沼 佑輔

柳沼さん
柳沼さん

株式会社Shippio
レガシーな貿易産業のDXを推進するPM
柳沼 佑輔
(@ygnmn)

相談料金

3,750円 / 1h

相談に乗れること

toBプロダクトにおける顧客課題の発見・探索についてお話できます!

他に提供できること

・伝わるPRDの書き方
・toCとtoBのプロダクトマネジメントの違いとtips
・大企業PMからスタートアップPMへの転身について

経験職種

PMのみ

インタビュー記事

note

株式会社Shippio 西藤 健司

株式会社Shippio

貿易というレガシー産業のDXを推進するPMとそのManager
西藤 健司
(@K_Nishito)

相談料金

5,000円 / 1h

相談に乗れること

レガシー産業におけるプロダクトマネジメントやプロダクト組織についてお話できます!

他に提供できること

・デザイナとの協業

・コンサルから事業会社への転職

・組織づくり・プロセス整備

経験職種

PjM、デザイナー、新規事業、UX/CXコンサル

理想の物流体験の実現に向き合うShippioのPMから学ぶ!本当に解くべき顧客課題の見つけ方

今回は、Shippioでプロダクトマネージャー(以下、PM)を務める柳沼佑輔さん(@ygnmn)に仕事内容やキャリア、マイルールなどを伺った。

柳沼さんは、新卒でLINEに入社し、LINEバイトやLINE証券でプロダクトマネージャーを経験した。その後、Shippioに転職し、貿易DXにおけるクラウドサービスのプロダクトマネージャーを担っている。

LINE証券で数多くのステークホルダーと関わり合って高い専門性が求められる金融領域のプロダクト作りを経験して、「難易度の高い領域が面白い」ということに目覚めた彼は、次なる挑戦の場として、デジタル化が未発達で、より難易度が高いと言われる「貿易」というドメインを選んだ。そんな彼のまなざしとShippioが大切にしているプロダクトディスカバリーを重んじる風土がシンクロして、理想の物流体験を実現するために解くべき真なる課題を日々探求し続けている。その姿は読者の皆さんに対して、難易度の高いDXを実現するための気づきをもたらすに違いない。

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