「試みて、振り返る」の「試みる」について、PM組織をなかったところに作り始めたり、プロダクトマネージャー未経験の人材にも任せてやってみたり、会社の中でもやったことがないことにチャレンジしています。また、社外への情報発信として、外部のインタビューを受けてみることや、イベントを企画することなど、新しいことにも積極的に取り組んでいます。
また、「振り返る」について、スクラム開発の振り返りもそうですが、それ以外の組織や普段の業務の中でもよく耳にします。例えば、CSと開発チーム間において、「リリースをもっと早められたかも?」「コミュニケーションを改善できたかも?」と振り返りを行うことがよくあります。
次に、「やるなら、みんなで。」について、プロダクトマネージャー・プロダクトデザイナーのみならず、エンジニア・CS含めて、強くカルチャーとして根ざしており、個々人の意識が強く、組織としてみんなで動きやすい状態になっていると感じます。
例えば、プロダクトデザイナーの視点で、ユーザーに寄って理想像を描きがちなところに対して、エンジニアから実現可能性のフィードバックを気軽に入れてもらっています。また、ユーザーインタビューのターゲティング・リクルーティングの観点でCSにアドバイスをもらうなどのコミュニケーションが取りやすく、プロダクトマネージャーも興味を持って調査設計に関する要望や意見をたくさん出してくれます。
最後に、「解決は、根本から。」について、問題が発見された際に、表層的な解決は簡単ですが、トレードオフでよくないことが発生したり、持続可能な状態でなかったりすることが組織の共通認識となっています。そのため、暫定対処を行う場合でも、必ず根本解決を中長期でこうしようと決める話し合いがされています。