
PMP試験合格までの道のり|問題集よりも難易度が高い!ということで、
若手PMPとして、PMP試験勉強の内容やPMP試験当日の流れについて、情報を配信させていただきます。
一人でも多くの方がPMP資格を取得し、
皆さまがご担当されているプロジェクトの成功確率が少しでも向上することを願ってます!
今回は、恐縮ながら、私の資格取得までの経験談を元に、
PMP試験に合格するまでの試験勉強の道のりをご紹介したいと思います。
PMP取得の参考になるようにとの思いを込めて書きます。
目次
まずはじめにPMPとは
PMP® とは、PMI 本部が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。
PMP® 試験は、PMI が策定した知識体系である PMBOK® (Project Management Body of Knowledge) ガイド に基づいて実施され、受験者のプロジェクトマネジメントに関する経験、教育、知識を測り、プロフェッショナルとしての確認を目的として実施されます。
PMP® 資格は、プロジェクトマネジメントに関する資格のデファクト・スタンダードとして広く認知されており、プロジェクトマネジメント・スキルの評価基準として、IT・建設をはじめとする多くの業界から注目されています。
以下の記事に詳しくまとめておりますので、ご興味ある方はご覧ください。
簡単に表現すると、
「プロジェクトに従事する先人たちがまとめた
プロジェクトを成功に導く為のコツ」
ということです。
PMBOKについて詳しくまとめた記事もありますので、ご興味ある方はご覧ください。
いつPMPを取得したの?
私は、2015年7月にPMPの試験を取得しました。
そのため、試験時は2013年に改定された現時点で最新の第5版が対象となっております。
PMP試験は、基本的にいつでも受験することが可能であり、
IPAの情報処理技術者試験のプロジェクトマネージャー試験などのように、
年に2回しかチャンスがないといったことはありません。
そのため、自分のペースで受験までのスケジュールを決めることができ、
逆に自分でしっかりと計画を立てて受験スケジュールを立てないと
だらだらと先延ばしにしてしまうリスクがあります。
(人間は余裕があると、後回しにしてだらけてしまう生き物だと思うのです・・・)
ちなみに、会場は、御茶ノ水ソラシティテストセンターでした。
試験会場のご案内:御茶ノ水ソラシティテストセンター | プロメトリック
試験は、プロメトリック社が運営しており、
受験する部屋には、本人確認書類しか持ち込めません。
荷物は全てロッカーに預けます。
筆記用具も用意されたものを使用します。
ティッシュも基本は持ち込めない為、
会場で用意されたティッシュペーパーをもらいます。
また、受験する部屋に入る前には、
不正行為を防止する為に、ズボンのポケットを裏返したり、
ズボンの裾をまくり足元のチェックをされ、
金属探知機でボディーチェックまでされます。
驚きの厳重セキュリティとなっております。
PMPの試験はどのような問題が出るの?
もちろんPMPBOKガイドにまとめられている国際的に標準とされているプロジェクトマネジメントの知識体系(ガイド、手法、メソドロジー、ベストプラクティス)が身に付いているかを問うような問題が出題されるのですが、
単純な知識の習得度合いを見られるというよりは、
知識は習得している前提でプロジェクトマネージャーとしての考え方を問われる問題が多かったです。
例えば、
サンプル問題
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顧客の営業部門の責任者B取締役には前回の営業支援システム構築プロジェクトで大変お世話になった。今回の会計基盤刷新プロジェクトに対しては、B取締役は、やや否定的であるという情報を入手した。プロジェクト・マネジャーであるあなたが取るべき態度として適切なものは次のうちどれか。
直接の交渉は情報システム部の部長と行っており、現実的な影響はほとんどない為、特になんらかのアクションは検討していない
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顧客の期待は十分にわかっているが、それに対して何か行動を起こしたり、影響力を発揮することはプロジェクト・マネジャーの権限と責任の範囲を逸脱している
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プロジェクト成功の為には、ユーザー部門の協力が必須であり、コミュニケーション計画を練り直し、B取締役の期待をマネジメントする
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まだ具体的な問題が発生しているわけでもなく、将来の問題をいまから予期して打ち合わせのテーマにすること自体無意味である
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※実際に出題された問題とは異なります。
※上記の答えは、「C」
以下の問題集(合格虎の巻)を元に試験対策を行いましたが、
実際の試験問題は、考えないと回答できない問題が多く1.5倍くらい難しかったです。
ただし、過去問題集のようなものは存在しない為、
この問題集で試験対策を行っていなかったら、合格はなかったかと思います。
PMP試験に合格するまでの道のりは?
- PMBOKガイドの理解
- EラーニングでPMBOKガイドで理解した内容の振り返り
- 問題集(上述の合格虎の巻)を繰り返し解く
PMBOKガイドの理解

EラーニングでPMBOKガイドで理解した内容の振り返り
その後、PMPの受験資格である、
「35時間の公式なプロジェクトマネジメントの研修の受講」を満たす目的と兼ねて、
PMBOKガイドで理解した内容の振り返りを実施しました。
Eラーニングでも、知識習得度合いを確認する為にテストがある為、それを活用しました。
自主学習が苦手な方や時間の節約をされたい方は、
リアルの研修機関でのセミナーを受講する方法もありますが、
事前にPMBOKガイドを学習しておくことに越したことはありません。
問題集を繰り返し解く
試験対策でできることは、これしかありません。
学習方法を決めるにあたって、ネットで色々と検索しましたが、
上述の虎の巻が各所でオススメをされておりました。
ただし、実際に受験した際に出題された問題と比較すると、
問題集に記載されている問題は全体的に簡単なので、
甘く見ていると、痛い目に合います。
お気を付けください。
・・・私は、甘く見ており、当日の問題の難易度に戸惑いました。
私は受けておりませんので、詳細は分かりませんが、
よりリアルな試験対策ができると思いますので、
研修機関での試験対策講座を受講することも良いと思います!