
PMPを取得したけど意味あるの?価値あるの?
ということで、本日は、PMP資格の価値について、書きたいと思います。
PMPを取得することを目標として半年間ほど勉強していた当時の僕は、合格した瞬間、スーパーマンにでもなったかのような気分だった。
僕「PMP取得できたぜ!明日からどんなプロジェクトでも任せろ!」
そんな意気込みとともに、週明け月曜日はいつもより少し早めに出社。
チームの朝MTGにて、PMPを取得したことを報告。
(そもそもPMPについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。)
僕「PMP取得できたぜ!明日からどんなプロジェクトでも任せろ!」
マネージャー「お!おめでとう!頼もしいな!」
「早速、来期に向けて、進めていきたいプロジェクトがあるんだ!」
そのプロジェクトを任されたことと、PMPを取得したことは、当然、無関係であるが、
僕にとっては、PMP取得後の初めてのプロジェクトであり、
PMBOKを生かしてどこまでやれるのかを試してみたいという気持ちであった。
(そもそもPMBOKについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。)
僕(心の中で)「PMPを取得する前(おととい)の自分と、PMPを取得した後(今日)の自分とで、知識差はないが、自信が違う!!」
「必ず成功させてやるぜ!」
プロジェクトスタート。
まずは、立ち上げフェーズ。
プロジェクト憲章をしこしこ作成し、プロジェクトオーナーの承認を取る。
僕「プロジェクト開始しましょう!」
プロジェクトオーナー「OK!」
ステークホルダー特定。
10人ほど。
僕(心の中で)「ステークホルダーマネジメントは非常に面倒くさいよね。。。」
プロジェクトが承認された後は、
続いて、計画フェーズ。
もっとも大事な計画フェーズ。
僕(心の中で)「このフェーズがもっとも大事だ。プロジェクトの成否はこのフェーズで決まる。」
プロジェクトメンバー4人ほどで役割を明確化して、
計画フェーズに対してのタスクブレイクダウンをし、
スケジュールを引いてガシガシとプロジェクトマネジメント計画書をはじめ、
スコープ定義、コストマネジメント計画、リスク分析、調達マネジメント計画などを進める。
僕「このフェーズがもっとも大事だ!この先のフェーズに大変な思いをするかは今の自分が決める!」
メンバー「うす!」
計画フェーズを完了させ、
実行フェーズに移る。
社内メンバーは限られているため、
ベンダーの外部リソースを調達する。
僕が置かれている環境においては、非常にベンダー選定、役割定義、複数社またがる場合の責任範囲・作業範囲の明確化が非常に重要である。
僕(心の中で)「どこを僕や自社のメンバーが担い、どこまでベンダーに任せるかがプロジェクトの成功の鍵を握る!複数社またがる場合にグレーゾーンを作ってしまうと、コスト超過やスケジュールの遅延を引き起こす。」
複数社関わるため、しっかりとコミュニケーションマネジメント、
ベンダー含めたプロジェクトチーム編成を行い、品質保証を実行する。
監視・コントロールフェーズにおいても、
変更管理、スコープコントロール、スケジュールコントロール、品質コントロールを適切に行い、QCDのバランスを取っていく。
僕(心の中で)「スケジュール遅延は絶対無理。品質が悪いサービスも提供できない。スコープを見直すか、コストを膨らませるしかない。」
コミュニケーションコントロールやリスクコントロール、調達コントロール、ステークホルダーエンゲージメントコントロールについても、
適宜行い、プロジェクトは終盤に向かっていく。
僕「プロジェクトも終盤に差し掛かっている。最後までやり抜こう!そして絶対成功させよう!」
プロジェクトメンバー「うす!」
スコープの見直しや若干のコスト超過(許容範囲内)はあったものの、
スケジュール遅延もなく、品質基準もクリアし、無事にサービスリリースまでこぎつけることができた。
終結フェーズでプロジェクトの振り返りを行い、
次回のプロジェクトへの教訓を収集し、調達終結も実施。
プロジェクトに関するタスクは、
プロジェクト成功を祝う打ち上げのみ!
僕「ありがとうございました!」
プロジェクトメンバー「うす!」
目次
まとめ
プロジェクトマネジメントと言いながらベンダーに丸投げ?
という話を聞きますが、右も左もわからず、何が正しいかを知らない状態で、
「プロジェクトマネジメント」というなんちゃってマネジメントを行っているつもりになっているだけなのではないでしょうか。
僕の個人的見解に過ぎませんが、
体系的な知識を身につけて、引き出しを増やしておくことで、
今回のプロジェクトはこれを適用しよう、これはやめておこうと取捨選択が出来るのだと思います。
その結果、ベンダーに丸投げの状態ではない、
本当のプロジェクトマネジメントができるのではないでしょうか?
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プロジェクトの管理の手始めは、アナタ(リーダー)が、メンバーに信頼されること。優しすぎれば追従になる。上から目線だと反発される。媚びることなく、威張ることなく、ほどよく自然に、メンバーから信頼される具体的方法と、それを使う時期を述べます。
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