
どうも、マツバラヤスユキ(@yaspontax)です。
この度、PMP試験にお悩みの方の試験対策アドバイザーになりました。
PMPとはProject Management Professional(プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル)という米国プロジェクト協会(PMI)が主催しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格です。
まだ始まったばかりですが、主にPMP試験に向けた勉強方法のアドバイスや、現在、公式な教育機関で受講されている対策講座の教育内容に関する悩み事の相談に乗ります。
実施方法は、①カフェでの対面相談と②チャットでの気軽相談に乗っています。
僕はというと、とある事業会社のIT関連部門にてプロジェクトマネージャーとして働いていた2015年に、プロジェクトマネジメントの体系的な知識を身に付けてプロジェクト成功確率を少しでも上げたいという思いでプロジェクトマネジメントの国際資格であるPMPを取得しました。2018年に1回目の資格更新があり、しっかりと更新完了しました。
目次
ご依頼は突然に
今回、アドバイザーをさせていただく方との出会いは突然にやってきました。
体調不良で会社を休んで寝込んでいた日の夕方に、突然、twitterのDMが届き、「何だろうな〜?」と思って見てみると、こんなメッセージでした。

※ご本人の希望でアカウントは伏せています。
なんと、このブログの記事を見てご連絡してくれたのです。
非常に驚きました!!
(ほぼ一日中寝ていたので、寝ぼけているんじゃないか?と思うほどです。笑)
ブログ内の至る所に、twitterのアカウント情報を載せておりますが、今までこのようにご連絡をいただいたことはありませんでした。
メッセージ内容を見ると、研修の模擬試験では非常に優秀な成績を収められているのに、本番の試験には太刀打ちできなかったとのことで、かなり悩まれていることがひしひしと伝わってきたので、二つ返事で「僕にご協力できることがあれば何でも協力しますよ!」と返信してしまいました。
正直なところ、僕自身はほぼ独学で勉強したので、PMP試験対策の勉強方法を他人に教えられるのだろうか?という不安を抱えていたことはここだけの内緒ですよ。笑
カフェで対面相談に乗る
平日の仕事終わりに、秋葉原のカフェでお会いし、2時間程お話をしながら相談に乗りました。
どんな方がお見えになるんだろう?めちゃくちゃ年上のおじさまがお見えになったらどうしよう。と不安に思っていましたが、非常に気さくな方でまずは安心しました。笑
自己紹介も早々に切り上げ、すぐにお相手の方から、先日のPMP試験に落ちてしまったけど、今後どのように勉強したら合格できるのかが全く見えていない状況であるというお話があり、twitterのDMで抱いた感情は間違っておらず、少しでも力になりたいと改めて思いました。

まずは、先日受験したPMP試験の結果を見せていただきました。
結果は、合格点の半分くらいでした。
PMPは結果(総合評価と立ち上げ、計画、実行、監視・コントロール、終結フェーズの個別評価。評価は4段階のざっくりしたもの。)しか持ち帰ることができないので、結果に対しての振り返りが難しいのです。
内心、勉強不足なのかな?と思いながら、続けて勉強方法をお話いただいたところ、以下のように、かなりしっかりと勉強されていました。
- 会社が費用負担する公式の教育機関での対策講座に参加
- 講座で配布されるテキストを使い何周も自主学習
- その講座での模擬試験を受けてA判定(B判定で合格圏内)
- その他Webテストや一問一答問題集も
ちゃんと真面目に勉強しているのに、なぜ受からない・・・?そんな気持ちになりながら、PMP試験対策講座でA判定だった模擬試験内容を見せてもらうことにしました。
これは、ヒドイ!
ご本人も「実際の試験問題を見て本当に驚いた。」とおっしゃっていたけど、模擬試験の内容が簡単過ぎました。笑
テキストの重要な用語を丸暗記をすれば高得点が取れるような模擬試験でした。
率直に、「よくこの内容で高い受講費用をとって、試験に送り出せるなー」と思ってしまう程でした。
1つ目の問題点は、模擬試験の内容が簡単すぎて試験対策になっていないことが分かりました。
続いて、PMP試験対策講座のテキストもお持ちになっていたので、内容を見せていただきました。
あれ?PMBOKガイドと比べて、内容が薄いぞ!
PMBOKガイドとは、PMP試験を運営するPMIから出されているプロジェクトマネジメント知識体系をまとめたものであり、PMP試験はPMBOKを理解していることを前提として作られています。
PMP受験資格の「公式な教育機関での35時間以上の教育を受けていること」に合わせて、35時間で教えられる重要な内容やポイントのみに絞っていると考えられるのですが、PMBOKガイドから得られる知識量・PMBOKの構造的な理解度と比較すると劣る内容となっていました。(これはしょうがないか。)
しかし、ご相談者さんはPMBOKガイドは所有しておらず、見たことがないとおっしゃっている・・・
なんてことだ・・・
参加されているPMP試験対策講座内では、テキストとは別にPMBOKガイドを用いた勉強が必要であるということは一言も無いようです。
2つ目の問題点は、PMBOKガイドよりも内容の薄いテキストのみの学習でPMP試験を受ける為の知識のインプットが足りていると思わせてしまっていることだと分かりました。
現状の勉強方法の問題点まとめ
改めてまとめると、以下の問題点があることが分かりました。
- 模擬試験の内容が簡単すぎて試験対策になっていない
- PMBOKガイドよりも内容の薄いテキストのみの学習でPMP試験を受ける為の知識のインプットが足りていると思わせてしまっている
はい、そうなんです・・・
受講者は大真面目に学んでおり、講師に言われた通りに勉強しているにも関わらず、これじゃ受かる方が難しいのです。受講者がかわいそうに感じました。
※1人のご意見を聞いただけなので、たまたま運が悪かっただけなのかもしれませんが、事実です。
その後、チャット相談のやり取りをする中で、新たな事実も見つかりました。
講座の最後に前述の模擬試験を受講するのですが、基本的には模擬試験後、5日間以内に本番の試験を受験することが推奨されているようです。
自らこの講座のテキスト内容の勉強のみでは足りないのではないか?別の問題集で試験対策する必要があるのではないか?と気付き、事前に勉強を進めておくか、独断で本番の試験を延期するしかないということなのです。
講座を受ける人の多くは、PMP試験を受けることが初めなので、このことに気付ける人がどれだけいるのでしょうか?
記載の内容が全て事実であり、思い当たることがあるのであれば、同じ思いをする方がいなくなるように、講座を提供されている企業にはぜひ改善してもらいたいものですね。
少し悪マツバラが出てしまいましたが、アドバイザーの話に戻ります。
次回合格する為の対策アドバイス
上述の問題点の対策として、以下を実施すべきであるとアドバイスさせていただきました。
- より実践的なPMP試験問題集を解くこと
- PMBOKガイドを読み込むこと
また、学ぶ際の細かいポイントとして、テキストに記載のある語句の意味や各プロセス内で重要なポイント、インプット・ツールと技法・アウトプットの理解度は高い状態だったので、PMBOKを構造的に捉えることが重要であるという視点を持ってPMBOKで理解を深めていただくとより効果的だとお伝えしました。
そして、講座の講師からは「間髪入れずに再試験を受けるべき」と言われているようですが、焦る必要はないので、一度、肩の力を抜いてリフレッシュして、上記の対策をしっかり準備してから再受験することをオススメしました。
チャット相談での嬉しいメッセージ
チャットでも気軽にご相談いただいており、随時、アドバイスさせていただいておりますが、やり取りの中で、嬉しいメッセージをいただきました。
「少し気が楽になりましたよ」

少しでもお力になれていることが実感できる内容で、僕自身、初めての経験に不安に感じておりましたが、PMP試験の試験対策アドバイザーとしての自信にもつながりました。
ご興味のある方はお気軽にご連絡を!
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マツバラヤスユキ(@yaspontax)
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