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働きアリの法則とは?
100匹の働きアリを観察すると、
そのうちの20匹(20%)が良く働き、
60匹(60%)が働きアリに引っ張られて普通に働き、
そして残りの20匹(20%)が全く働かない状態になっています。
仮に、働かないアリ20匹をそこから取り除くと、
残った80匹のうち、16匹(20%)が良く働き、
48匹(60%)が普通に働き、
16匹(20%)が全く働かない状態となり、
常に「2:6:2」の比率になるようです。
なんと、働きアリばかりを集めても、
「2:6:2」の比率になってしまうのです。
これは、アリの世界のみではなく、人間の世界でも同じことが言えます。
人間の世界におけるアリの法則
人間の集団においても、アリと同様に、
「優秀な人が20%、普通の人が60%、あまり働かない人が20%」
の構成になってしまうのです。
集団で何らかの活動をすると、
- 20%の人が、率先してリーダーシップを発揮する
- 60%の人が、そのリーダーシップに引っぱられて働く
- 残り20%の人が働かない
状態となります。
アリと同様に、20%の働かない人達を除いて、
残りの人達だけで同様の活動をしたとしても、
やはり、残りの人達の中の約20%の人が新たに働かなくなります。
逆に、働かない人ばかりを集めてグループを作り、
活動をさせると、その中の約20%の人がリーダーシップを発揮し始め、
60%の人は、それに引っぱられて働き始めるそうです。
この点に着目することが非常に重要であり、
働かない20%を引き上げるポイントとなります。
働かない20%を引き上げる
それでは、この法則を理解した上で、
ビジネスにおいてどのように活用すべきなのでしょうか。
例えば、会議で発言をしない人がいたとして、
その人に発言させるには、発言しない人ばかりを集めて会議すれば良いのです。
発言しない人ばかりを集めて会議させると、
ちゃんと発言し始め、その中から、リーダーシップを発揮する人も出てきます。
上記のように、働かない人ばかりの集団にいることで、
リーダーシップを発揮して働く気になる人がいる一方で、
働く人ばかりの組織に入るとむしろ控え目になり働かなくなることもあります。
スター選手ばかりを集めても強いチームは作れない?
ここまでの内容を読んでいただければお分かりになるかと思いますが、
スター選手ばかりを集めても、
20%は働かない人達が出てきてしまうのです。
働かない20%を責めてはいけない
20%のリーダーシップを発揮してよく働く人達からすると、
20%の働かない人達に対して、なぜ働かないのか?
と嫌悪感を抱いてしまうことがあるかもしれません。
しかし、20%の働かない人達がいてくれるからこそ、
自分は頑張らなければならないと思い、
20%のリーダーシップを発揮してよく働く人達でいられるのです。
・・・と、自分は20%の働きアリだと思っている
若手PMPの自分を諭す為の記事でした。
働かない20%を引き上げる方法は実践してみようと思います。
少しでも働きアリの仲間にしよう!
以上です。
ではまた。